こども哲学って何?
こども哲学とは、
こどもたちが疑問に思う「あんなこと・こんなこと」を、こどもたち同士が対話しながら考え、考えながら対話していく活動です。
こどもたちには「なんで?」がたくさん。
「勉強ってなんのためにするの?」
「学校っていかないといけないの?」
「おいしい食べ物とおいしくない食べ物があるのはなんでだろう?」
「おいしいってどういうこと?」
「どうして大人は働くの?」
「お母さんは、どうしてあんなに怒るの?」(私もドキリ)
こどもたちの素直な疑問は、哲学的だったりします。
人間にとって、社会にとって、とても素朴で根本的なこと。
こどもだからこそ、シンプルだけれど、大切な「なんで?」がたくさん出てくると思います。
いろんな思いや考えを共有しあいながら、一つの問いを一緒に探究していく、それがこども哲学です。
どうしてこども哲学をするの?
こども哲学で話し合う問い(テーマ)は、簡単に答えがでないものが多いです。
(大人でも、つい考えてしまう内容だと思います。)
しかし、それについて話し合う中で、
自分の思いを伝えることでワクワクしたり、安心したり、
いろんな考えがあることに新しい発見があったり、、
いろんな意見を聞く中で、意見が変わってくることも!
考える力
伝える力
他者を理解する力
コミュニティ形成
知的安全性・・・
こども哲学の時間では、問いに対する答えがでなくても、得られることがたくさんあり、
こどもたちの「生きる力」になると思っています。
とはいえ、これらは大人が考えること。
こどもたちにとっては、
純粋にこども哲学の時間を楽しんでほしいと思っています。
「自分の考えを話せて、嬉しい」
「考えるのが難しかったけど、楽しい」
「いろんな考えがあって、おもしろい」
そういう前向きな時間を目指しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
尾道市地域おこし協力隊 新保
